ヘルスコミュニケーションウィーク2021~広島~は、無事盛会裏に終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、関係者の皆様のご支援に心より感謝申し上げます。
なお、来年度もヘルスコミュニケーションウィーク2022として下記のとおり開催される予定です。是非ご参加ください。
優秀書籍賞
石川 ひろの(帝京大学大学院公衆衛生学研究科)
『保健医療専門職のためのヘルスコミュニケーション学入門』(大修館書店)
最優秀口演賞
【LS12】千葉 宏毅(北里大学医学部医学教育研究部門)
「エンド・オブ・ライフケアに関わる専門職を対象としたコミュニケーション研修前後の会話変化と患者評価に関する研究」
最優秀ポスター賞
【PS2】古川 恵美(東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野)
「The Patient Education Materials Assessment Tool (PEMAT)日本版の開発および信頼性と妥当性の検証」
河口 浩之
(広島大学病院 口腔総合診療科 教授)
このたび、ヘルスコミュニケーションウィーク2021~広島~という大会名で第13回日本ヘルスコミュニケーション学会学術集会を2021年10月2日(土),3日(日)の両日、広島で開催することとなりました。
今回の学術集会は、日本ヘルスリテラシー学会学術集会と日本メディカルコミュニケーション学会学術集会との同時開催の形式を取り、Webによる参加も併用するハイブリッド方式で行います。また、9月29日(水)からWeb上で一般演題(口演、ポスター)発表を公開します。広島での開催は2日間ですが、9月29日(水)~10月5日(火)までの7日間、ヘルスコミュニケーションウィークとして、ヘルスコミュニケーションに関する学術交流を活発に行っていただければ幸いに存じます。
今回の学術大会のテーマは、「明日をひらくヘルスコミュニケーション -コロナ禍の今 見つめ直す-」としました。昨年から続く新型コロナウイルス感染症で、予想もしなかった状況となっていますが、このウイルスに関する感染力、感染対策、感染拡大防止策、ワクチンなどの情報は、適切な時、適切な方法で伝わり、人々の行動変容に繋がっているのでしょうか。
新型コロナウイルスは、コミュニケーションスタイルを大きく変えました。非対面・非接触によるコミュニケーション場面の拡大は、今後のコミニュケーションスタイルのモデルとなっていくかもしれません。このように価値観や健康観が急速に変化していくコロナ禍の今、ヘルスコミュニケーションは重要な役割を担っています。良好なヘルスコミュニケーションは、安全で安心な住み良い世界を創ります。今こそヘルスコミュニケーションの出番です! 発信、ヘルスコミュニケーション! 明日をひらけ、ヘルスコミュニケーション!
ヘルスコミュニケーション学の専門家が一堂に会する本学術大会を通して、現状のヘルスコミュニケーションについて多角的に分析、議論し、人々の健康行動や医療行動の変容につながる「明日をひらくヘルスコミュニケーション」ついて平和都市広島から情報発信をしたいと考えています。
このたびの学術集会はこれまでにない開催内容、開催方式となります。本学会の理事長であり、大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)センターのセンター長でもある東京大学の木内貴弘教授とUMINセンタースタッフの皆様からのご助言、ご協力のもと、鋭意準備を進めています。2021年10月時点の新型コロナウイルスの感染状況の予測は困難ですが、開催にあたっては、感染予防と流行拡大防止のため、感染症拡大予防策を講じて実施いたしますので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
多くの皆様方のご参加を、関係者一同、心よりお待ち申し上げております。
木内 貴弘
(東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻
医療コミュニケーション分野 教授)
日本ヘルスリテラシー学会の設立の経緯について、お話しすることで、第1回日本ヘルスリテラシー学会学術集会のご挨拶に代えたいと思います。
近年、ヘルスリテラシーが大きな注目を集めています。ヘルスリテラシーに関する論文が、国内でも海外でも継続して増え続けています。米国及び欧州やアジアの主要国には既にヘルスリテラシーを対象とした学会が設立されており、International Health Literacy Association(IHLA)、Health Literacy Europa、Asian Health Literacy Association:(AHLA)等の国際学会も既に設立されています。日本においてもヘルスリテラシーを対象とする学会が必要と考え、2019年に京都大学の中山健夫先生をはじめとする同志の先生方と日本ヘルスリテラシー学会を設立しました。
ヘルスコミュニケーションを考えるときには、必ず相手のヘルスリテラシーを考慮しなければなりません。逆にヘルスリテラシーを考えるときには、ヘルスコミュニケーションが行われることが暗黙の前提となっています。ヘルスコミュニケーションは、勿論双方向ですが、ヘルスコミュニケーションという場合には医療者側からの視点、ヘルスリテラシーという場合には患者・市民からの視点が(どちらかというと)重視されていると思います。
12年前に私は日本ヘルスコミュニケーション学会の設立に関わりました。ヘルスコミュニケーションとヘルスリテラシーという非常に関係の深い内容を扱いながら、別々の学会が設立されて、事務局を別々に設置し、会員を奪い合っていては学問の発展につながらないという声もあり、関係者が協議して、日本ヘルスリテラシー学会は、日本ヘルスコミュニケーション学会の分科会となり、事務局は同一とすることになりました。そして、学術集会は、河口浩之教授を中心とする広島大学の皆様の強力なご支援をいただいて、Health Communication Week(HCW)という枠組みで、日本ヘルスコミュニケーション学会、日本メディカルコミュニケーション学会と一緒に開催する運びとなりました。参加者の皆様には、今後も日本ヘルスリテラシー学会、日本ヘルスコミュニケーション学会ともどもご支援・ご協力を賜れれば幸甚です。よろしくお願いいたします。
中山 健夫
(京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻
健康情報学分野 教授)
日本ヘルスコミュニケーション学会を起点とした関連領域の新たな学会として、このたび日本ヘルスリテラシー学会と共に日本メディカルコミュニケーション学会が発足しました。
メディカルコミュニケーションは、広い意味でのヘルスコミュニケーションの中で、特に医学や医療の関する医学・医療関係者相互のコミュニケーションを想定し、主な対象として学会、学術集会における研究コミュニケーション、医師等の医療関係者を対象とする医学知識の普及・広報活動、医薬品・医療機器の承認・申請等のコミュニケーションなどを課題とするものです。
今年度はHealth Communication Week 2021, Hiroshimaの場で、本学会主催シンポジウム「メディカルコミュニケーション-いくつかの視点から-」を開催させて頂きます。ご関心をお持ちの方々のご参加を歓迎いたします。
新たなメディカルコミュニケーション学が、「コミュニケーション」の視野をさらに広げていく手がかりとなるように、関連学会と連携して活動を進めていきたいと願っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
ヘルスコミュニケーションウィーク2021~広島~では、昨年の第12回日本ヘルスコミュニケーション学会学術集会同様、年齢的・身体的条件にかかわらず、オンライン会場で提供されている情報にアクセスし利用できるよう努めております。演者の方におかれましては、急なお願いにもかかわらず、本方針へのご賛同と、発表資料の作成やご発表の際のご配慮をいただきまして、ありがとうございます。
基調講演およびシンポジウムについては、質疑を含めZoom上に字幕および手話通訳を表示する予定です。また、Web一般口演質疑についても通訳を表示予定です。音声が聴き取りづらい場合も含め、皆さまにご活用いただけましたら幸いです。
今回のアクセシビリティ向上に向けて、お気づきの点がございましたら、大会事務局までご連絡をいただけましたら幸いです。
ヘルスコミュニケーションウィーク2021~広島~
実行委員一同
信友直子 (映画監督、映像ディレクター)
演題:認知症が私たち家族にくれたギフト
「コミュニケーション」と「情報」の関係を問い直す-「リテラシー」は両者を繋ぐか-
危機の時代におけるコミュニケーション教育の取り組み-何が変化しどこへ向かうのか-
ヘルスリテラシー -健康を決める力-
メディカルコミュニケーション-いくつかの視点から-
Web一般演題質疑:10月2日(土)18:00~18:30、10月3日(日)9:15~10:15
今回は、日本ヘルスコミュニケーション学会のみ一般演題を募集します。日本ヘルスリテラシー学会や日本メディカルコミュニケーション学会がよりふさわしい演題でも一般演題は日本ヘルスコミュニケーション学会に投稿お願いします。
2021年6月8日(火)~7月16日(金)7月30日(金)17:00
筆頭演者または共同演者のうち少なくとも⼀⼈は⽇本ヘルスコミュニケーション学会の会員であること、もしくは応募時に⼊会申請をしていただくことが必要です。
⼀般演題は、1.口演(広島大学霞キャンパス会場:Live 配信)、2.口演(オンライン会場:オンデマンド配信)もしくは3.ポスター(オンライン会場:オンデマンド配信)の3つの形式を予定しております。発表資料の作成についての詳細は「参加者・座長・演者へのご案内」をご覧ください。「2.講演」「3.ポスター」に関しては、オンライン会場のテーマ別のセッションに掲載し、発表者・参加者が自由に質疑応答を書き込める電子掲示板をご用意します。発表者は、会期中可能な範囲で掲示板を確認し、ご回答をお願いします。
10月2日(土)午前に広島大学霞キャンパス内の会場において、対面の形式で発表してください。発表時間は10分以内、質疑5分。なお、発表の様子をオンライン(Live)で配信する予定です。現地(広島大学霞キャンパス)での発表数に限りがあります。演題の応募者が上限を超えた場合には、オンライン会場(オンデマンド配信)での発表をお願いすることがあります。
パワーポイント動画(⾳声付きパワーポイントファイルmp4形式;10分以内)にして提出してください。パワーポイントを動画に変換する⽅法(別サイトに移動します)。当⽇10月2日(土)・3日(日)にインターネット会議システム(Zoom)を⽤いた討論を予定しています(プログラム参照)。
パワーポイントファイル(スライド10枚程度)をPDF形式で提出してください。なお、演者が希望する場合はポスターの内容に関するコメント(ショートトークと呼ぶ)を付けることができます。ショートトークは2分程度とし、パワーポイント動画(⾳声付きパワーポイントファイルmp4形式;3分以内)にして提出してください。
演題登録は、UMIN(⼤学病院医療情報ネットワーク)オンライン演題登録システムでの登録となります。演題登録後、必ず「確認・修正」ボタンを押して演題が登録されたことを確かめてください。
7月26日(月)までに演題登録の際に入力されたメールアドレス宛に通知いたします。ご不明な点がある場合は、事務局にお問い合わせください。
日本ヘルスコミュニケーション学会では、学術集会演題発表に際し、共同演者を含む演者全員について、発表内容に関連する利益相反の申告をお願いしております。口頭及びポスター発表の際、すべての筆頭演者、共同演者の利益相反をスライドの2枚目に開示してください。
参加登録をしめきりました。
(注意)事前参加登録期間以降も参加登録は受け付けますが、大会事務局で登録、参加費の確認をした後、大会参加のID、パスワードをメールでお知らせしますので、参加登録、参加費支払い当日にメールでお知らせできない場合もございます。ご了承くださいませ。
当ホームページからオンライン登録をします。
ご登録から入金確認、アカウントの発行までにお時間がかかる場合があります。ご了承ください。
区分 | 事前参加登録 (7月23日~9月27日(月)) | 当日参加登録(霞キャンパス) (10月2日・3日) |
---|---|---|
学会会員(一般) | 6,000円 | 8,000円 |
学会会員(学生) | 3,000円 | 5,000円 |
非会員(一般) | 7,000円 | 8,000円 |
非会員(学生) | 4,000円 | 5,000円 |
事前登録日以降は、PayPal及びクレジットカードを利用した振り込みはできません。
事前登録期間中の参加申請とお振込みにご協力をお願い申し上げます。
10月2日・3日には広島大学霞キャンパス会場で参加登録を受け付けます(支払いは現金のみ)。
PayPalによる外部認証を採⽤しています。PayPalは高い安全性を誇る世界標準の決済サービスです。 PayPalによる銀行口座振替およびクレジットカードでのお支払いが可能です。いずれも、PayPalアカウントをご作成いただき、銀行口座情報もしくはクレジットカード情報をご登録いただく必要がございます。
オンライン登録完了後、ご登録いただいたE-mailアドレス宛に「ログインID」が記載された確認メールが届きますので必ずご確認ください。ログインIDは、パスワードとともに9月下旬にお知らせします。
9月29日(水)12:00に本ホームページ上部に「オンライン会場入口」が表示されますので、そちらからお入りください。 ご入場には、ご参加登録および参加費のお支払い済み後に送付される参加者ご本人のログインIDおよびパスワードが必要です。9月下旬に順次メールにてお知らせします。
開催期間(9月29日(水)12:00~10月5日(火)18:00)中は入退場自由です。
本学術集会の一部はZoomで開催します。参加者ご自身の接続環境や操作法に起因するトラブルには学会は責任を負えません。ご了承ください。
Zoomへの接続情報は参加費をお支払いいただいた参加者のメールアドレスのみに送付いたします。接続情報を転送・共有することは固く禁止させていただきます。
演題登録された方の参加登録が必要です。複数人で演題登録された場合は少なくともお一人は参加登録をお願いします。事前登録期間中(9月27日まで)にお申し込みください。
発表資料の作成については下記を参考にしてください。
口演(オンデマンド配信)、ポスター(オンデマンド配信)の発表資料の登録期間は9月1日~9月17日です。9月17日までに発表資料の登録を行ってください。
なお発表資料の登録には、演題登録時の演題登録番号と設定していただいたパスワードの入力が必要です。
学会員でなくても参加できますか。
はい、参加できます。お勤め先等にかかわらず、どなたでも参加することができます。ただし、一般演題を登録する場合は筆頭演者または共同演者のうち少なくとも一人は日本ヘルスコミュニケーション学会の会員でなければなりません。応募時に入会申請をしていただくこともできます。
いつまでに参加費を支払えばよいですか。
事前参加登録の期間は「7月23日(金)~9月27日(月)」です。この期間内であれば、HP内にある「Paypal」か「デビッドカードまたはクレジットカード」のボタンを押して参加費を支払ってください。10月2日(土)・3日(日)には広島大学霞キャンパスで当日参加の受け付けを行います(支払いは現金のみ)。できるだけ事前参加登録をして参加費をお支払いください。
参加費の領収証はもらえますか。
事前参加登録をなさった方には、参加費の支払い確認後に大会事務局から「領収証」を郵送いたします。
参加証はもらえますか。
事前参加登録をなさった方には、参加費の支払い確認後に大会事務局から「参加証」を郵送いたします。
オンライン会場に参加するためのIDとパスワードはいつごろ送られてきますか。
IDとパスワードは、参加費の支払い確認後 9月下旬にメールでお知らせします。
入場のためのIDとパスワードを紛失したときどうすればいいですか。
大会事務局にお問い合わせください。その際、ご所属、お名前、参加登録したメールアドレス、領収証にある番号を記載してください。なお、問い合わせが多数の場合、照合にお時間がかかる場合がございます。あらかじめご了承ください。
一般演題採択の連絡はいつ頃ですか。
当初は7月26日(月)までにご連絡することにしておりましたが、演題登録期間を延長しましたので8月上旬にはご連絡する予定です。
掲示板への質問は随時受け付けた状態で、適宜返答するということですか。
オンライン会場のテーマ別のセッションに掲載し、発表者・参加者が自由に質疑応答を書き込める電子掲示板をご用意します。発表者は、学会期間中は可能な範囲で掲示板を確認し、回答をお願いします。
一般演題の発表者は、期間中ずっと掲示板を見ていなくてはなりませんか。
学会期間中ご都合のよい時間に、何度か自分の演題へのコメントがないか掲示板の確認をお願いします。ご都合の悪い日時などについては、早めに掲示板にそのように書き込み、学会終了後の連絡手段(メールアドレスなど)を示していただけるとよいと思います。
口演やポスター発表の発表資料の提出期限はいつですか。
9月17日(金)です。ただし、口演(広島大学霞キャンパス会場:Live 配信)を希望する発表者は、発表当日に「受付」に配付資料をご提出ください。
利益相反の開示に関するテンプレートはありますか。
定型はございません。
お問い合わせは全てメールでの対応となります。
hcw2021@hiroshima-u.ac.jp