学会優秀書籍賞 石川 ひろの(帝京大学大学院公衆衛生学研究科)
『保健医療専門職のためのヘルスコミュニケーション学入門』(大修館書店)
学術集会最優秀賞口演賞 千葉宏毅(北里大学医学部医学教育研究部門)
「エンド・オブ・ライフケアに関わる専門職を対象としたコミュニケーション研修前後の会話変化と患者評価に関する研究」
学術集会最優秀賞ポスター賞 古川恵美(東京大学大学院医学系研究科医療ミュニケーション学分野)
「The Patient Education Materials Assessment Tool (PEMAT)日本版の開発および信頼性と妥当性の検証」
順天堂大学大学院ヘルスコミュニケーション学コース開設記念
香川由美さん東京大学総長賞受賞記念
■日時:2021年5月15日(土)13:00~17:30
■会場:オンライン開催(ZOOM)
■参加費:無料
■定員:300名(定員になり次第締め切り)
大会長:河口浩之(広島大学病院口腔総合診療科)
開催日:2021年10月2日(土)、3日(日)
広島大学霞キャンパス(広島市)+オンライン会場
第12回日本ヘルスコミュニケーション学会学術集会が大盛況のうちに終了いたしました。多数の皆様の参加どうもありがとうございました。
慶應義塾大学看護医療学部英語科目担当非常勤講師公募(PDF)(10月30日締切)
学会が新体制(定款制定、会費制等)に移行しました。詳細は、本ホームページでご確認ください。
福島県立医科大学健康リスクコミュニケーション学講座主任教授候補者の公募のお知らせ(9月30日締切)
「未来を強くする子育てプロジェクト」スミセイ女性研究者奨励賞 助成金募集のご案内
[2020/02/06]日本ヘルスコミュニケーション学会雑誌が年2回発行となりました。投稿に関する詳細は、投稿規定、投稿要領、投稿用MS-Wordフォーマットを御覧ください。
[2019/09/22]第11回日本ヘルスコミュニケーション学会学術集会が大盛況のうちに終了いたしました。
[2019/06/01]日本ヘルスコミュニケーション学会雑誌第10巻第1号(2019年6月1日発行)
[2018/07/29]ヘルスコミュニケーション学記念セミナー開催
ヘルスコミュニケーション学は、医療・公衆衛生分野を対象としたコミュニケーション学です。 日本国内では、医療コミュニケーション学、医学コミュニケーション学等と呼ばれることが多いのですが、 英語圏ではHealth Communicationという言葉を用いるのが一般的です。 医療・公衆衛生分野では、従来、技術細分化型(外科⇒胸部外科⇒心臓外科⇒小児心臓外科)の専門分化が主流でしたが、 ヘルスコミュニケーション学は、コミュニケーション学という独自の理論、 方法論を持った学問の医療・公衆衛生への応用となります。 医療・公衆衛生分野での具体的なコミュニケーションの機会として、 1)医療従事者・医療消費者間のコミュニケーション、 2)医療従事者間のコミュニケーション、 3)医療消費者間のコミュニケーションが主として考えられます。 これらのコミュニケーションは、古くは対人で行われていましたが、現代では、 各種のメディアを介したコミュニケーションの重要性が増しています。
医療・公衆衛生の分野では、コミュニケーションが重要な課題として認識されるようになっています。 医学研究の成果は、それが一般市民に分かりやすく正確に伝えられることによって、 はじめて健康行動や医療行動の変容につながります。 このために分かりやすく正確に伝えるということが非常に重要です。 更に近年では効果的な情報の『伝え方』としてのコミュニケーションだけでなく、 関係者がお互いに伝え、受け取る、双方向のコミュニケーションへの関心も高まりつつあります。 医療機関では患者との良好なコミュニケーションが患者満足度の向上、 紛争の予防・解決に結びつくという認識が広まっています。また職員のやる気・能力を高め、 組織内の紛争を防ぐためにもコミュニケーションが果たす役割は重要です。
近代医学は、19世紀に細胞レベルの生物学を基礎として始まり、 現代では分子生物学に発展して医学研究を支えています。 20世紀には、統計学的・疫学的手法を用いて、 ヒトを対象とした治療法・診断法等の厳密な評価とこれに基づく医療が確立しました(EMB=Evidence-Based Medicine)。 21世紀には、ヘルスコミュニケーション学を医療・公衆衛生学のための3本目の柱として確立していくことが重要な課題であると考えています。
2022年度より、日本ヘルスコミュニケーション学会(旧)は、ヘルスコミュニケーション学関連学会機構(Health Communication Week Organization)に改組されました。そして、同機構に下に新たに同じ名称の日本ヘルスコミュニケーション学会(新)が分科会として設立されました。
本ホームページには、2021年度までは日本ヘルスコミュニケーション学会(旧)の情報、2022年度以降は、日本ヘルスコミュニケーション学会(新)の情報を掲載しています。
ヘルスコミュニケーション学関連学会機構のホームページはこちらです。
ヘルスコミュニケーションの重要性の認識が高まるにつれて、最近、日本でもヘルスコミュニケーションの教育、研究に携わっている方々が、ある程度の数になってきていました。しかしながら、従来、「ヘルスコミュニケーション」というキーワードで集まる場がありませんでした。このような場をつくるべく、この分野の専任教員である木内貴弘、中山健夫、荒木登茂子、萩原明人の4名が3回に渡る協議・検討を経た後、日本ヘルスコミュニケーション研究会が2009年に発足しました。2011年からは、日本ヘルスコミュニケーション学会に名称変更しています。
本学会によって、ヘルスコミュニケーションに関心を持つ人のコミュニケーションの場が設立されたとともに、ヘルスコミュニケーション学を独自の学問分野として、医療の世界で認知してもらうための第一歩となったと考えています。ヘルスコミュニケーション学では、学問としての側面も重要ですが、実務的側面(実践、教育、研修)も重要視されます。私達の考えるヘルスコミュニケーション学の専門家は、下記のような能力を持つ人を想定しています。
ヘルスコミュニケーション学は、医療・公衆衛生の実務、教育、研究のすべての分野で必須な学問です。私達は、将来、すべての医療系大学(医科、歯科、薬学、看護、検査等)にヘルスコミュニケーション学を専門とする専任教員がいて、必要な講義、実習が行われるようになることを願っています。
発足以来、毎年、学会参加者・発表者とも増加を続け、それとともに学会やヘルスコミュニケーション学の認知度も大きく向上してまいりました。このため、学会の運営体制を整備するために、2020年に定款を制定し、運営組織の改組、会費制の導入を行いました。その後、分科会として、日本ヘルスリテラシー学会、日本メディカルコミュニケーション学会、日本医療通訳学会、日本ヘルスマーケティング学会、日本医学サイエンスコミュニケーション学会を設立しました。2021年度からは、学術集会は、分科会と合同開催の形態をとることになり、合同学術集会の名称をヘルスコミュニケーションウィークとしました。
2022年度より、日本ヘルスコミュニケーション学会(旧)は、ヘルスコミュニケーション学関連学会機構(Health Communication Week Organization)に改組されました。そして、同機構に下に新たに同じ名称の日本ヘルスコミュニケーション学会(新)が分科会として設立されました。本ホームページには、2021年度までは日本ヘルスコミュニケーション学会(旧)の情報、2022年度以降は、日本ヘルスコミュニケーション学会(新)の情報を掲載しています。